一日をリセットする朝の過ごし方
春になると花粉も飛び、遠方から黄砂までやってきます。花も芽吹き日本中がいろいろな意味で賑やかな季節に突入します。暖かくなったので私も活動的になり、外に出たくになります。
私の気持ちに合わせるように講演やセミナーなど全国各地で多く開かれています。この時期になると良いセミナーなどがないかをチェックして、申し込んでスケジュールに優先的に組み込みます。毎年春はセミナーの春になります。
新しい知識を入れて実践することは大切なことなのでこの季節にピッタリだなあと思いながら過ごしています。
ところで前回はホメオスタシスについて書きましたが、一日の過ごし方、今回は朝の過ごし方について書かせていただきますね。体には器官毎に体内リズムをコントロールする時計遺伝子が存在するため、心地よい眠りを得るためには日中の過ごし方が大切です。一日のスタートとなる朝の過ごし方は、体がまだ休息モードとなっているので活動モードにシフトチェンジするように過ごす必要があります。そのためには朝日をあび朝食をしっかりとって、一日をリセットさせて、子時計を活性化させる事が必要です。
リセットできるように調整しているホルモンがセロトニンとメラトニンです。セロトニンは朝日をあびると分泌が高まり、脳が覚醒して体が活動的になります。メラトニンは費が落ちると日中に作られたセロトニンを材料としてメラトニンの分泌が始まります。分泌量が増加することで眠気を感じ睡眠に導かれます。良い睡眠を得るためには、日中にしっかりとセロトニンを分泌させることが重要なので、太陽を浴びて活動的に過ごす事が大切だと分かりますね。又朝日を浴びる以外にも朝食にタンパク質とビタミンB6をとることでも増えるので朝食も大切な要素です。
※タンパク質・・・魚肉大豆など ビタミンB6・・・鶏肉さつまいもカリフラワーなどセロトニンは脳内の神経伝達物質やホルモンとして精神の安定や食欲、体内時計の調整に関わっているので不足すると、気分が落ち込み、意欲低下したり、怒りっぽくなったり過食気味になったりするので、一日を気持ち良く過ごすためにもセロトニンが不足しないようにすることが重要です。
メラトニンは脳の松果体から分泌され、体内時計の調整をしています。暗くなるとメラトニン量が増加して睡眠を誘ってくれているのです。
子供の頃は多く分泌され、思春期を過ぎると急激に分泌が減少します。高齢者は睡眠時間が短く、不眠症や時差ボケしやすいです。充実した一日を過ごすためにも質の良い睡眠を取ることが大切ですね。
次回は朝の過ごし方の中で水分の役割など触れていきたいと思います。
又よろしくお願いします。