『病気と体内時計の関係』~ より良い時間を過ごすために
今思うと2月は結構楽しんで1か月を過ごしたなあと感じていますが、皆さんはどのように過ごされましたでしょうか?
2月は診療所ではバレンタイン企画としてチョコレートをプレゼントしたり、新しく衛生士さんが仲間に加わったり、私の誕生日をスタッフが
お祝いしてくれたりと楽しいことが沢山ありました。私的な時間でも今月初めは吉本新喜劇に行ったことはお話ししたと思います。
それ以外にも今年はオリンピックイヤーなので、フイギュアスケートやカーリングなど普段余り馴染みがないスポーツにも触れることができて楽しかったです。(私はライブ映像で見るのは苦手で、ドキドキして自分が応援していると良い結果に繋がらない気がして、再放送で結果を分かってゆったり見るのが好きです。今は羽生結弦のにわかフアンとなり、いかにも知り会いかのように「ゆず」と呼んでいます。大阪のおばちゃんです。(笑))
こんな感じで今月は過ごしていたので時間が私の前を通りすぎるスピードが速い。一日があっという間に終わります。一日がこのスピードだと一ヶ月、一年も同じように過ぎてしまうと考えると時間の過ごし方が生活の質の上で重要だと改めて感じています。
ところで前回のブログの続きになるのですが、大脳からの指令で体の臓器がバトンタッチするかのように活発に働く時間が変わると書きましたが覚えて下さっていますか?(分からない人は前のブログを読んで下さいね)
体は精密で変化に応じて対応しています。体内時計が乱れるともとに戻すのに約一日かかります。この乱れた調子が2~3日続くと戻すのに時間がかかってしまうために体調に影響がでてきます。昼夜逆転した生活をしている人は癌や生活習慣病のリスクが上がります。夜間に外出して強い光を浴びたり、スマホなどをよく見ていても親時計は誤作動をおこし、体内時計がずれてしまうのです。体は精密に出来ている分繊細ですよね。
海外にいかれる人の悩みの中に時差ボケがありますが、短時間で距離を移動するほど時差ボケは起こりやすいらしいです。又東に向かって移動するより西に向かって移動する方が時差ボケは軽いようです。
又人には病気になりやすい時間帯があります。
癌(18時~6時)夜になると活発に分裂し増殖をします。
急性心筋梗塞(8時~12時でピークは10時)血圧は朝目覚めた時に急激に上昇します。ただ血液は明け方に固まりやすいので負荷がかかるからです。
脳卒中(4時~12時)血液は明け方に固まりやすく、固まった血液を溶かす働きも低下しているためです。
胃潰瘍(18時~6時)胃酸の分泌は夜に多く、朝が少ないので夜に胃粘膜がただれるからです。
アレルギー性疾患(0時~6時)喘息は気管支粘膜が明け方に過度に反応して粘膜からの分泌が過剰になるためにアレルギー性鼻炎も午前中の早い時間に出やすい。又アトピー性皮膚炎は、夜中に赤く腫れやすい。
私たちは時間帯による特徴を考慮して行動を起こすことでより良い時間を過ごせるということなんですね。