よく噛むご飯のコツ
同じ食材でも、調理法によって噛みごたえは変わります!
大きく切る
食べやすいようにと細かくしがちですが、大きく切ることで前歯で噛みちぎり、 噛む回数が増えます。
生のまま食べる
野菜は加熱したほうがたくさん食べてもらえますが、生に近いほど噛みごたえがあります。
和える・混ぜる
1品の料理に複数の食材を組み合わせることで食感も変わり、噛む回数も増えます。
例)卵焼き→じゃこ、ヒジキ、紅ショウガ、干しエビ
ご飯→豆ごはん、かやくご飯
サラダ→複数の野菜、ナッツ類、じゃこ、塩こんぶ
噛み応えのある食材
- 〈食物繊維の多い食材〉
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ひじき、切り干し大根、豆類、きのこ類、れんこん、ごぼう、など
- 〈弾力のある食材〉
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こんにゃく、高野豆腐、タコ、イカ、かまぼこ、など
- 〈その他〉
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じゃこ、干しエビ、こんぶ、ナッツ類、など
よく噛むためのお約束
- ①噛んでいるときは水を飲まない
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口に食べ物がある状態でお茶、水を飲むとよく噛まないで流し込んで食べる習慣がつきます。飲むときは口に食べ物がないときにしましょう。
- ②足がつくイスに座る
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足がついていない状態だと、体が不安定になり猫背になります。猫背は歯並びを悪くする原因の1つです。足がつくイスか、足置きを用意しましょう。
- ③せかさない
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忙しい時、急いでいる時は「早く食べて」と声を掛けがちですが、食事をせかされると噛まずに丸呑みしてしまいます。そうすると噛む回数が減り、喉を詰まらせたり、消化に時間がかかります。食事は余裕をもって食べるようにしましょう。
寒さが続いておりますがいかがお過ごしですか?
今回はよく噛むご飯のコツのお話しました。
歯並びが悪くなる原因の多くは6歳までのアゴの成長不足なのです。アゴの成長不足のままでは永久歯が生えてくる場所が足りず、永久歯の本数が増えるにしたがって歯並びは乱れてしまいます。
成長が足りないまま歯が生えてしまうと、歯並びはガタガタになってしまいます。
噛むことが発育刺激になります。正しく噛むことによって顔の骨に力が伝わり、 その刺激でアゴの骨が成長するのです。