だ液が出やすくする方法について
前回のブログで、「だ液」の大切な働きや「だ液」が少なくなる原因などをお話ししました。
今回は、その続きでだ液が出やすくする方法について、ご紹介いたします。
1.食事を良く噛んで食べる
これが一番の基本で大切な事です。
噛むことでお口の中が刺激されてだ液が出てきますし、良く噛むことで食べ物の味が増して、よりだ液が出やすくなります。
2.水分の補給
前にもお話ししましたが、だ液は1日1~1.5リットルも出ますので、それだけの水分も必要になります。
ただ、一度にたくさん飲んでも、オシッコとしてすぐに排出されてしまいますので、少しづつこまめに取るのが良いです。
注意点としては、コーヒーやお茶などは利尿作用があり、かえって口が乾くことになります。
また、糖分の入っているジュース、炭酸飲料などは、虫歯の原因になってしまいます。
このため、水分は普通に水をこまめに取るのが良いと思います。
3.ガムを噛む
食事以外に、ガムを噛むことでも、お口の中が刺激されてだ液が出ます。
この場合、ガムは砂糖が入っていない、キシリトール配合のモノが、虫歯予防にもなって良いと思います。
ただ、普段から噛みしめや食いしばりなどの癖があって、歯や顎に負担がかかっている方は、やらない方が良いです。
4.「あいうべ体操」をする
以前に紹介した「あいうべ体操」は、お口や舌などを大きく動かすので、お口の中が刺激されて、だ液が出やすくなります。
また、舌が上がって、鼻呼吸になりやすく、体の健康にも役立ちます。
特別に器具も材料も要らず、いつでもどこでも出来るので、おススメです。
5.唾液腺のマッサージ
口の中のだ液を出す唾液腺は、主なもので3つあります。
舌下腺、顎下腺、耳下腺です。
下顎の前の方に舌下腺があり、下顎の奥歯の下辺りに顎下腺があります。耳タブの前の方に、耳下腺があります。
その辺りを指でやさしくマッサージして、刺激することでだ液が出てきます。
良く分からない場合は、歯医者さんで聞いてみると良いでしょう。
以上出来るだけ簡単に始められそうなことを中心に紹介させてもらいました。
無理のない範囲からやってみて、少しでもお口や体の健康に役立つだ液が増えてくれると嬉しいですネ。
今日も良かった。